京阪バスは子会社の京都京阪バスの男性運転手が乗務中にスマートフォンを操作していたことが分かったとして懲戒解雇処分にしたと5日発表した。運転手はスマホで「Pokemon GO(ポケモンGO)」やメール、LINEなどをしていた。
2日、京田辺営業所において、「近鉄新田辺バス停留所から所定の発車時刻より早く出発した」との利用者からの報告を受けて、事実確認および乗務員の勤務状況をドライブレコーダーで確認して発覚した。当該運転手が乗務していた6日間中、15回の使用が認められたという。
京阪バスは10月にも走行中に運転手がスマホで「ポケモンGO」をしていたとして、各運転手には常務時の電源オフと使用禁止を指導するなど再発防止策を講じたばかりだった。しかし、スマホそのものは車両に持ち込むことができたため、同社は今後車両へのスマホ持ち込みを全面的に禁止することにした。
国土交通省は大阪府門真市で発生した貸切バスの運転者が運転中に「ポケモンGO」を操作していた事案を受け、乗務中の携帯電話およびスマートフォンの使用禁止を徹底するよう、日本バス協会や全国ハイヤー・タクシー連合会などの事業者団体へ通知している(関連記事)。
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