DeNAのキュレーションメディア「WELQ」が炎上していた件で(関連記事)、同社は12月5日、唯一残っていた女性向けサイト「MERY」も全記事を非公開化すると発表しました。MERYの全記事非公開化は12月7日になる予定。
DeNAは炎上していた「WELQ」をはじめ、iemo、Find Travel、cuta、UpIn、CAFY、JOOY、GOIN、PUUL、MERYの全10メディアを運営していましたが、マニュアルやライターへの指示などに「他サイトからの文言の転用を推奨していると捉えられかねない点」があったとして、MERYを除く9サイトを12月1日時点で非公開にしていました(関連記事)。また、唯一残っていたMERYについても、一部Web上では「記事や画像をパクられていた」といった指摘があがっており、サイト自体は残っているものの、12月1日時点で8割以上の記事が非公開となっていました(関連記事)。
DeNAはこれまで、MERYが残っていた理由について「運営元や組織体制が他の9サイトとは異なる」(DeNA広報)と説明していましたが(※)、今回あらためて全記事の非公開化を決定。理由については「運営に関する疑義を明らかにするための厳正かつ公正な調査を行なうにあたっては、サービス運営が停止していることが必要」とコメントしています。
併せて同社は、今回の件を受けて、第三者による調査委員会を設置することを発表。一連の問題について事実関係の調査や原因究明を行い、調査結果は公表するとのこと。また、今後は調査結果を踏まえて、役職員の処分も含め抜本的な改革を行うとしています。
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