兵庫県多可町に、ラベンダーの香りが出る自動販売機「香る自販機 多可町ラベンダー」が登場しました。売られている飲み物は通常通りですが、低い位置に香りが出る芳香機が設置されていて、ボタンを押すとラベンダーの香りが楽しめる日本で唯一の仕様となっています。
商品購入にも関係なく、自販機の機能としては謎にも思える奇妙な仕様。実はそこにはある理由が……?
現在多可町は「多可町全国売出しプロジェクト」を実施して認知の拡大を図っているものの、最大の観光スポットである「ラベンダーパーク多可」が知られていないという事実が発覚。アンケートで関西在住(20代〜60代男女)の86.1%が「知らないし、行ったこともない」と回答するほどだったため、これまでにないPR方法として今回の自販機設置を決定。ちなみに同施設は“西日本最大のラベンダーパーク”なのだとか。
開発には、方言を話す「おしゃべり自販機」などで地元PRを行っているダイドードリンコが協力。噴霧される香りは、調香師によって「ラベンダーパーク多可」のラベンダーの香りを忠実に再現したオリジナルとなっています。
「香る自販機 多可町ラベンダー」初号機は12月1日に同施設内に設置。今後は12月中に計6台を町内の施設などに順次設置する予定です。
(宮原れい)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.