フィッシング対策協議会は30日、LINEをかたるフィッシングメールが出回っていると注意を呼び掛けている。
LINEのトークで公式情報を装っているのが特徴。不審なメールやトークの本文にあるリンクをクリックすると偽のサイトへ誘導され、メールアドレスやパスワードを入力させようとする。LINEでは不正なログインを確認するためにメールを送ることはない。このようなフィッシングメールについては度々報告されていた(関連記事)。
公式が使用している「@accept.line.me」「@line.me」「@linecorp.com」「@noti.naver.jp」「@naver.jp」以外のドメインから送信されている場合は、LINEになりすましているメールアドレスからのメールなので注意してほしいとLINEはアナウンスしている。
現在(9時30分)でもフィッシングサイトは稼働しており、JPCERT コーディネーションセンターにサイト閉鎖のための調査を依頼している。同協議会はフィッシングサイトにてIDやパスワードなどのアカウント情報を絶対に入力しないよう注意喚起するとともに、類似のフィッシングサイトやメールを発見した際には連絡するよう伝えている。
なお、LINEは迷惑メールが届くようになった原因については分かっておらず、LINEアプリを利用する上で個人情報が漏えいする事実はないとしている。
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