食糧不足、環境破壊などの問題解消に役立つとされている、人工的に生産する培養肉。ニコニコ動画に実際に作ってみたという動画が公開されています。
IPS細胞のように皮膚や筋肉などに変化させることができ、培養肉の元になる筋芽細胞の入手から、順を追って作り方を紹介。今回、製作したのはねずみの筋肉細胞で、実食まで行っています。
一般人にはまだ食べる機会がない食材だけに、やっぱり気になるのは味。オリーブオイルで揚げこしょうをかけるだけのシンプルな調理を施したところ、「ファミチキのかけら」「フライドチキンの皮」のような感じになったそうです。それなりに食べられるクオリティーのお肉に仕上がったもよう。
なお、今回の培養肉にかかった費用は3000円。ですが、複数人でなんとか味見できる程度の少量なので、日常的に食べるのはコスパ的に厳しそうです。世界的に研究が進められているので、今後の技術進歩に期待……といったところでしょうか。
(マッハ・キショ松)
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