11月12日からテーマパーク「スペースワールド」(北九州市)で行われている、「5000匹の魚を氷漬けにしたアイスリンク上でスケートができる」という演出が炎上しています。
問題となっているのは、同施設のアイススケートアトラクションの中で行われている「氷の水族館」という演出。スケートリンクの中に5000匹もの魚が氷漬けにされており、公式サイトでは「前代未聞のアトラクションで日本初、いや世界初間違いなし」と宣伝されています。
また同施設の公式Facebookには「おっ・おっ・・・溺れる・・・くっ・くっ・苦しい・・・(原文ママ)」などのコメントと共にアイスリンクから凍ったまま顔を出す魚や、アイスリンクの中で凍っているジンベイザメの様子が確認できます。
Twitterなどではリンクの中から魚の頭が飛び出していたという報告や、スケート靴のエッジが魚にこすったのか「氷に血がにじんでいた」という目撃談も寄せられています。
さらに「何でまたこんな悪趣味な事をするんですかね?」「氷漬けにした魚の死体を踏みつぶしながら遊ぶとか狂気の沙汰としか…生命への冒涜かな?炎上商法かな?」「氷の水族館に狂気しか感じない」など倫理観についてのコメントも目立ちました。
過去には氷で気仙沼市の魚を包んだ“氷のアート”が宮城県で展示されたことがありますが、今回は氷漬けにした魚の上を人間がスケートして遊ぶというシチュエーションに多くの人が疑問を感じているようです。
なお、編集部はスペースワールドへ演出意図や批判について問い合わせています(関連記事)。
11月27日追記:スペースワールドがFacebookの一部投稿を削除しましたので、記事を一部修正いたしました。
公式サイトで「氷の水族館」の企画中止が発表されました。
(Kikka)
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