東武動物公園で11月8日、マレーバクの赤ちゃん(メス)が誕生しました。
マレーバクは絶滅の危機にひんしている希少種。園では以前よりオスの「トム」とメスの「シンディー」、そして2012年に生まれたオスの「ヒコボシ」など、3頭のマレーバクを飼育していました。今回はここに、新しい家族が増えることとなります。
シンディーの妊娠が明らかになったのは今年の5月ごろでした。お腹が大きくなり始めており、出産予定日は10月下旬とされていましたが、実際には予定日を超過した11月8日の夕方にずれこんだ出産となりました。
シンディーは生まれた赤ちゃんの体を舐めて世話はするものの、授乳をする様子がありません。赤ちゃんの状態を確認したところ、赤ちゃんの体重が平均体重よりも軽く、危険な状態にあることが判明。誕生当日から人工哺育に移りました。
赤ちゃんは飼育係の手から1日5度のミルクをもらい、元気に成長中です。ちなみにシンディーやヒコボシも人工哺育で育ったマレーバクでした。特にヒコボシ君の哺育は東武動物公園の飼育係が手掛けており、人なつこく甘えん坊な性格に育っています。
今回生まれた赤ちゃんの一般公開は、12月下旬の予定です。年内に会えるかな?
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