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 共和党のドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領への当選を確実とし(関連記事)、陣営本部で勝利宣言。民主党のヒラリー・クリントン氏から電話で勝利を祝福されたことを明かし、健闘をたたえたうえで「いまこそ私たちは団結するときなのだ」と述べました。

選挙結果を見守るドナルド・トランプ氏陣営 選挙結果を見つめるドナルド・トランプ氏陣営(画像はドナルド・トランプ氏のInstagramから)

 開票前は多くのメディアがクリントン氏の優勢を報じていましたが、実際には多くの一般市民がトランプ氏を支持していたもよう。一方で、ハリウッドでは多くのセレブがクリントン氏の支持を表明しており、トランプ大統領誕生は悪夢でしかないようです。

 モデルのナオミ・キャンベルさんは、胸中の衝撃を表すように真っ黒な画像を無言で投稿。言葉が見つからない、といったキャンベルさんの投稿に「ブラックデー」「やけ酒しかない」と多くの人が賛同しています。

トランプ氏当選後に黒い画像を投稿するナオミ・キャンベルさん 闇(画像はナオミ・キャンベルさんのInstagramから)

 ずっとクリントン氏を応援してきた歌手のレディー・ガガさんは、トランプ・タワーの前で「Love trumps hate(愛は憎悪に勝る)」と、トランプ氏の名前に掛けたクリントン氏のスピーチから引用したフレーズが書かれた紙を掲げた画像を投稿。ガガさんらしく、失意のなかでも希望を失わないよう呼び掛ける前向きなメッセージを送っています。

トランプ氏当選後「love trumps hate」を掲げるレディー・ガガさん いつも強く前向きなガガさん(画像はレディー・ガガさんのInstagramから)

 また、クリントン氏を熱狂的に支持し、「選挙のために脱ぐ」と(関連記事)選挙を盛り上げてきた歌手のケイティ・ペリーさん。彼女もTwitterで「まだあきらめないで。嘆かないで。前に進むの。憎しみに私たちを先導させてはいけない」と、幾つかのポジティブで力強いツイートを投稿しています。

 トランプ氏の当選がほぼ確実になってきたころから、多くのセレブが落ち込みを隠せない様子を見せていました。「キャプテン・アメリカ」で知られる俳優のクリス・エヴァンスさんは「アメリカにとって恥ずべき夜だ。扇動屋に僕たちの偉大な祖国を導かせ、ごろつきに進むべき道を決めさせる」とツイート。また、「本当にこんな精神に問題のある男に核兵器を持たせるの?」と不安を吐露していた女優のミア・ファローさんは、「人種差別主義者の大統領」と発言しています。

 奇(く)しくも開票日は11月9日と、2001年のアメリカ同時多発テロ事件が起こった9月11日を逆さにした数字であったことから、「アメリカの最悪の日は9月11日だったが、今日からは11月9日」など、2つの出来事を並べて失望を表現するツイートが多数投稿されています。また、絶対的と思われた前評判から一転して、ブルーカラーの支持によりもたらされたと思われる結果に、イギリスのEU離脱を問う国民投票(関連記事)を思い出した人も多かったようです。


※当初、本記事のタイトルを「トランプ大統領誕生にハリウッドが”お通夜”状態 クリント・イーストウッドは1人ハイテンション」としていましたが、イーストウッドさんのTwitter(@EastwoodUSA)が本人のものであるか確認が取れないため変更しました。また、本文の該当箇所を削除しております。

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