ギャラリーに展示された絵が動き出すプロジェクションマッピング映像がVimeoで公開されています。子どものころに夢みた世界が現実に……!
ギャラリーではいくつかのシンプルな絵が飾られていて、一枚の「サル」の絵が少し暗い室内でライトアップされています。すると、そのキャンバスの上から消しゴムくらい小さな「ヒト」が登場。そこから綱を下ろし、サルの近くまで行ってなにやらスプレーで落書きをし始めます。投影された映像だと分かっていても驚くくらいのリアリティーです。
そこからはサルとヒトとの室内全体を使った追いかけっこがスタート。ヒトは展示された飛行機や車の絵にスプレーで色を付けて乗り込み逃走し、サルも太鼓の絵を使ってジャンプしたりなど、思わず「おお!」と漏らしてしまうような展開で面白いです。爆発のエフェクトや、それらに合わせた効果音や声なども付いていて迫力も十分。
制作したのは、以前から実験的なプロジェクションマッピングを企画しているベルギーのアニメーションスタジオ「Skullmapping」。監督はFilip Sterckx氏で、今回の映像のアニメーションも制作しています。映像投影はプロジェクターと一体型になった再生コントロール機材「ミラーヘッド」や「MDC-X」を使用しているとのこと。
ギャラリーには子どもから大人までが集まって鑑賞し、最後にサルがスプレーの色が付いたまま元のキャンバスの位置に戻ると、みんな笑顔で拍手をする姿が映されています。
(宮原れい)
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