埼玉県秩父市にある道の駅“荒川”のレストラン「鈴ひろ庵」で保護されているイノシシの赤ちゃん「ウリ坊」が、ひときわかわいい。
Twitterユーザーのリョウ(@deadpool_222)さんが訪れた際、店の外にロープを付けたウリ坊に遭遇。そっとなでると気持ち良さそうに目を閉じる様子を、「触れるし慣れてるしめちゃ可愛い(笑)」と、動画を投稿して話題となりました。
リョウさんが頭をなで、あご元を触るとうっとりとした表情になるウリ坊。次第にペタンと脚を投げ出しリラックスし至福の表情を浮かべています。ナンダ……!? このとめどないかわいさ。
ウリ坊を飼うというだけでも珍しいのですが、お店の看板娘とは驚きです。どのような経緯で飼うことになったのか、お店の方にお話を伺ってみました。
―― どうしてウリ坊を飼うことになったのでしょうか
家が猟師なので、これまでも迷った子や弱った子を保護して、人に慣れると店に連れてきたりしていました。この子はその中の1匹で、9月初旬からいます。
―― 保護するほど弱っていたんですね
山で下痢をして死にそうなところを保護しました。獣医に検診してもらい良くなったので、イノシシ好きの担当者が飼っています。
―― 餌は何を食べるのでしょうか
(小さい間は)人間の赤ちゃん用の粉ミルクです。これまでも保護し、動物用のものをあげたりもしましたが、弱ってしまうんです。これが一番いいです。
―― 名前はつけていますか?
名前は女の子で、チャコです。
―― すごく人慣れしてますが、こんなに慣れるものですか?
小さければ小さいほど、慣れやすいのですが、ここまで人慣れする子は珍しいです。
―― 将来的には山へ?
放したとしても戻ってきてしまうんですね。それに、放したら放したで、近所の畑を荒らしてしまうなど考えられますから、囲ってあるところがあるので、大きくなったらそちらで放し飼いで見ていく予定です。
「鈴ひろ庵」は、数百メートル先にあるジビエ料理を味わえる「石器焼料理 きのこの里 鈴加園」の姉妹施設。チャコちゃんの飼育担当さんが同店にいるため、ほとんどそちらに居るのだそう。ちなみにチャコちゃんがジビエ料理に使われることはないそうです。よかった。
チャコちゃんは触らせてもらえますが、イノシシ(ウリ坊)は抱っこされる習性がないので、「抱っこはしない」ように。また、下痢になりやすいことから「食べものは与えない」ように、触れ合う際に注意してかわいい姿を楽しんで欲しいとのことです。
画像提供:リョウ@deadpool_222さん
所在地:埼玉県秩父市荒川日野538-1
定休日:なし(年末年始の12月24日〜1月1日は休み)
営業時間:(夏期)9時〜17時、(冬期)10時〜16時30分
電話番号: 0494-54-0022
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