養殖されているうなぎをスクール水着の女性に見立てたことで物議を醸していた、鹿児島県志布志市のPR動画が削除された件で、志布志市は公式のコメントとともに謝罪した。
問題の動画はふるさと納税の返礼品としてうなぎを贈呈している志布志市のPRを目的に公開されたもの(関連記事)。うなぎが天然の地下水のもと、栄養や休息を十分に与えてストレスのかからない環境で大切に育てていることを伝えるために作成されたが、プールにいるスクール水着姿の女性が「養って」と発言するなど内容に対して「性的すぎる」「未成年者の監禁を連想させる」「市が作成する動画としてふさわしくない」とする批判が寄せられていた。
本田修一志布志市長名義で公開された「鹿児島県志布志市 ふるさと納税PR動画『UNAKO』配信停止のお知らせとお詫びについて」では、動画で不愉快な思いをさせたとして謝罪し26日16時10分をもって配信を停止したことを報告(関連記事)した。
「これまで志布志市へふるさと納税をしていただいた寄附者の皆様や地元市民の皆様をはじめとする関係者の皆様に及ぼす影響を考え、また、このたびの顛末(てんまつ)を重く受け止めたうえで動画の配信を停止する決定をさせていただきました」とコメントしている。
ふるさと納税をアピールする「ふるさとチョイス」の志布志市のページでは別のうなぎ紹介動画に差し替えられている。
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