スクウェア・エニックスが、「ドラゴンクエストX」におけるデータ解析を行う外部ツールの使用禁止を発表しました。
「ドラゴンクエストX」では、バフタイマーやDPSチェッカーなど戦闘データを可視化する外部ツールACT(Advanced Combat Tracker)が開発され、ここ数日話題となっていました。2ちゃんねるでは、「運営に自首したところ、アカウントの一部停止処分を受けた」という投稿もあります。
発表の中でスクエア・エニックスは「ゲーム画面に表示している以外の内部データを解析し、本来表示されない情報を表示する外部ツール」について、「このような外部ツールは、不正行為として利用規約により『禁止』しています。本件に関しましては、適宜対応を行ってまいります」としています。
スクウェア・エニックスは以前、不具合を意図的に利用したとして約1700キャラクターをアカウントの永久利用停止処分などにしたり、チート行為に関与した20アカウントを処分したりするなど厳しい対応をしていました(関連記事)。
一方で、同じくスクエア・エニックス「FFXIV: 蒼天のイシュガルド」プロデューサー兼ディレクター吉田直樹さんは以前、ファミ通のインタビューにおいて、「外部ツールを使っていいかと聞かれたらダメとしか言えないが、ツールそのものを否定するとMOD文化のすべてを拒否してしまうことになる。ただし行き過ぎた外部ツールが増えてきたら警告を行うつもりだ」という趣旨の発言をしていました。
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