「18歳のおじいちゃん」と題された、老人と若い女性が語らう動画が不思議です。18歳なのにおじいちゃんって、どういうこと?
2人が縁側で18年間の思い出を語るシーンからスタート。おじいちゃんが雨に打たれ困っているところを拾われたり、ケンカしてボロボロになって帰ってきたりと、女性の回想には奇妙な光景が映ります。おじいちゃんアグレッシブすぎ。
おじいちゃんが女性のひざまくらで寝転ぶなか、2人は18年の重みを噛みしめます。女性が「長生きしてね」と声をかけると、いつの間にかひざの上には猫の姿が。早く気づいていた人もいるでしょうが、おじいちゃんは18歳の猫(人間の88歳に相当)を擬人化したものだったのです。
実はこの動画、キャットフードブランド「カルカン」を展開するマース ジャパン リミテッドが、9月19日の「敬老の日」に向けて公開したもの。最後に「ニッポンは、ネコ長寿国でもあります」とあるように、猫の平均寿命は2010年度の14.4歳(人間の72歳)から、2015年に15.75歳(人間の76歳)へ延び、高齢化が進んでいるそうです(一般社団法人ペットフード協会調べ)。動画のテーマは「ペットにいくつになっても幸せな生活を」。その通り、ペットも飼い主も、末永く元気で幸福にありたいものですね。
(沓澤真二)
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