8月30日、カプコンが恋愛ゲームアプリ「囚われのパルマ」を、iOSとAndroid向けに配信開始しました。恋愛対象となるのは、ある事件がもとで施設に収容された記憶喪失の青年、ハルト(声:梅原裕一郎)。監視カメラ映像を通じて彼のことを深く知り、面会やメッセンジャーで交流していく、特異なシチュエーションでの恋が楽しめます。というか犯罪臭ヤバイ。
舞台は絶海の孤島。連れてこられたプレイヤーは「相談員」としてハルトの心を開き、記憶を取り戻す仕事を引き受けることになります。監禁状態の彼と直接会えるのは面会室のみ。密室で2人きり、コミュニケーションを図れます。スマートフォンの画面を、面会室のガラスに見立てたスキンシップも用意。ガラス越しに手や額を重ねたりできます。これはいろんな意味でまずい。いや、まずくない。
面会室でしか会えないのでは物足りない……いや、記憶の謎に迫れないように思えますが、ハルトの部屋には3つの監視カメラが密かに設置。彼の普段の様子を、洗面台、机、ベッドの視点から監視できます。のぞいていくうちに、彼への理解が深まり……というか、プレイヤー自身の想いが猛り狂ったりしそうな気がします。
事件とハルトの実態に迫るには、島内の散策も重要。住民との会話がきっかけで、「話題」やアイテムが手に入ります。話題はハルトへメッセージを送るきっかけに。ゲーム内のメッセージツールで会話を重ねることで、より親密な関係を築けます。
アイテムは「差し入れ」として、ハルトの部屋へ送付可能。装飾品や遊び道具などが、彼の暮らしを変化させていきます。もちろんその様子も監視できるわけで、ある意味イケメン養育アプリにも思えます。斬新。
「囚われのパルマ」は全6話構成で、各話360円。執筆時点でプロローグとエピソード1が配信されており、続きは毎週火曜日に配信されます。ネットでは早くも、その犯罪臭ただよう設定が話題に。入れ込むあまりに、ハルトと電話で話せる「テレフォンイベント」や、妄想の中の彼にネコミミや仮面をつけられる「夢アプリ」など、課金コンテンツまでがっつり楽しんでいる人もいるようです。
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