ヤマアラシのモードちゃんはワンちゃんと、いわゆるヤマアラシのジレンマ（※）を感じさせないほど仲良しに暮らしています。

ヤマアラシのモードと子犬のマック（Facebookより）

　モードちゃんは、3年前に野生動物の保護活動をしているブライアントさんが発見したヤマアラシの子どもでした。お母さんが亡くなった後、ブライアントさんがモードちゃんの世話をしていたところ、飼い主だけではなく一緒に暮らす2匹の犬、ビッツィーとモージーと仲良しに。自分のことを犬だと思い込んでいるみたい、とブライアントさんは語っています。

トゲトゲも痛くない間柄（Facebookより）

　最近やってきた子犬マックとは最初こそなじめなかったようですが、今では仲良しに。いつも庭で一緒なんだとか。Facebookページでは、庭で一緒にたわむれる様子や、マックがモードに顔をスリスリするところが投稿されています。

　一緒に遊ぶ様子は、体のトゲトゲが痛そうですが、まったく気にならない様子です。犬と仲良く暮らすモードには、いわゆるヤマアラシのジレンマは存在しないもよう。背中の針を逆立てて突撃することもあるといわれるヤマアラシにケンカが起きたら大変なことになりそうですが……。

※鋭い針毛を持つヤマアラシは、互いに身を寄せ合おうとすると針で相手を傷つけてしまうため近づけないという寓話に由来したもの