8月18日から「日本語ボキャブラリーテスト」という語彙力テストがTwitterで流行中。50の四択問題に答えると診断結果が表示されるもので、大勢が結果をシェアしていました。しかしそのなかには、「ln.is」なるスパムに感染している人がたくさんいると、指摘する声があがっています。
誤解のないよう先に述べますが、このスパムは語彙力テストが原因で感染するものではありません。「ln.is」が確認されたのは2013年ごろ。「ln.is」が含まれるURLを開くと、「Linkis.com」なるスパムアプリとの連携を促され、承認すると感染してしまいます。キャンセル用の「×」ボタンが小さくて気づきにくく、なにげなく承認してしまうケースも多いようです。
感染者がURLをツイートすると、勝手に「ln.is」を含むものに置き換えられ、拡散される悪質な仕組み。今回のケースでは、知らず知らず感染していた人が流行のテストを試した結果、スパムを拡散してしまっていたようです。
感染した場合は、Twitterの設定画面で「アプリ連携」を選択し、「Linkis.com」の項目で「許可を取り消す」ボタンを押せば解除できます。同様のスパムアプリはほかにもありますし、アプリ連携の設定は定期的にチェックすべきでしょう。また、リンクを開く際はURLが不自然に「ln.is」で始まっていないか、確認するのも重要です。
(沓澤真二)
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