今年も待ちに待った夏のコミックマーケット(C90)の季節がやってきました。1日目の来場者数は15万人と、前回の夏コミに比べ3万人の減少となりましたが、コスプレエリアは変わらぬ盛況ぶり。その中でも、今年の注目はなんといっても「ポケモンGO」関連のコスプレでしょう!
会場では、ピカチュウをはじめ、ポケモンGOで最初に選ぶことのできるゼニガメ・ヒトカゲ・フシギダネといった初代御三家、さらにはポケストップや夏らしく水着をポケモン風にアレンジした衣装などなど、アプリのリリースからわずか3週間にも関わらず多くのコスプレイヤーさんたちが完成度の高いポケモンコスを披露していました。
ポケモンコスが盛り上がる一方で、ポケモンGOのリリースにより、今年は会場内での歩きスマホが増えるのではないかと心配する声が各所であがっていました。コミックマーケット準備会のTwitter(@comiketofficial)からも、「人がたくさんいるコミックマーケットでは、スマートフォンを見ながら歩くのは、やめましょう。画面にむちゅうになったまま歩くのはとてもあぶないでちゅう」といったお願いが。
では実際にどうだったのかというと、これは記者の個人的な感想ですが、懸念されていたほどには歩きスマホをしている人を見かけませんでした。ポケモンGOだけでなく、地図アプリやTwitterを開いている人もおり、一概にポケモンGOだけが歩きスマホの原因とはいえないと感じました。
ただ、アプリを起動して確認してみたところ、会場内に設置されたポケストップの多くで常にルアーモジュールが使われており、通常よりはポケモンが出現しやすい環境であることは確か。
しかし、代々木公園や新宿御苑などの人気スポットに比べると規模も小さく、特別レアなポケモンが出現するといったわけではなさそう。一方で、サークルを回ったりコスプレイヤーさんを撮影するために歩き回ることを考えると、タマゴのふかは捗りそうです。
歩数計アプリを使って計測してみたところ、(記者は撮影のためにほとんどの時間立ち止まっていましたが)約3時間30分で4キロ移動していました。同人誌を求めてサークル間を移動していたとしたら、10キロのタマゴをふかさせることができたかも?
コミケでは、同人誌をゲットしつつ、たまったタマゴを一気にふかさせるというのが、ポケモントレーナーにとって賢い楽しみ方なのかもしれません。
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