現在Twitterにて、「#楽譜に出てくる謎の指示選手権」というハッシュタグが盛り上がりを見せています。楽譜に書かれた作曲者による自由すぎる指示に、「謎すぎる」「どういうこと?」「なにこれ面白いw」と、疑問や笑いを生んでいます。
投稿された中では、特に現代音楽や映像音楽のものに多くの“謎の指示”が見られます。天野正道作曲「Happy Funky Sax」では、楽器をケースに入れてステージに上がり「チューニング開始。アルトはAで合わせようとするが、テナーは頑なにB♭で合わせようとする」と小芝居の指示、Folke Rabe作曲の男性合唱「Rondes」では「自分の電話番号・住所をささやく」と個人情報を漏らすよう指示が。音楽ってむずかしい……。
他にも楽曲全体の指示として、「波紋の呼吸で」(ジョジョ)、「カメレオン的に」(わたしはカメレオン)、「半裸で」(燃えよドラゴン)、「正義の心で力強く!」(侍戦隊シンケンジャー)など、わかるようでわからないものも見られます。
また、“謎の指示”の優勝候補として、以前Twitterで拡散され話題になったマウリシオ・カーゲル作曲「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」の、“ティンパニに頭から突っ込む”指示が浮上。同様に「フィナーレ」(同作曲者)の“指揮者が突然倒れる”指示を挙げる人も見られました。
このハッシュタグが付いた楽譜ツイートはまだまだ続く様子で、作曲者たちによる謎の指示は想像以上に多いようです。
(宮原れい)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.