「ポケモンGO」が社会現象となっている中、住友理工が「ポケモンGO」など、就業中のスマートフォン用ゲームを全面禁止した、というニュースが議論を呼んでいます。「厳しすぎる」と批判的な声もあるなか、具体的な対応状況について同社に取材しました。
「実は以前から、社員の安全のため歩きながらのスマホは禁止していました。今回『ポケモンGO』が流行していることを受けてあらためて注意喚起を行ったのですが、思ったよりも大きく取り上げられてしまって驚いています」(住友理工 広報担当)
同社広報によると、住友理工ではもともと社員の“歩きスマホ”は禁止しており、今回新たにルールを設けたというわけではないとのこと。特に罰則などもないため、禁止と言ってもあくまで「歩きスマホは危険だからやめよう」という常識レベルの注意喚起とのことでした。また、禁止しているのはあくまで“歩きスマホ”であり、ゲーム全般を禁止するものではないとしています。ただ、「ポケモンGO」による不法侵入などが問題になっていることを受け、敷地内にプレイヤーが入ったりしないよう、警備体制を強化したのは事実とのこと。
なおインターネット上では「休憩中や出退勤時間も含めて禁止」という点についても批判されていましたが、これもあくまで「歩きスマホの禁止」であり、「休憩時間中や出退勤時間中であっても歩きスマホは行わないように」という旨を再度注意喚起しただけとのことでした。
「ポケモンGO」をめぐっては、一部の神社や公園などで、敷地内でのプレイを禁止する動きも。今回は企業が社員に対し「ポケモンGO」プレイを禁止した、ということで大きな話題になりましたが、実際はそこまで厳しいものではなかったようです。
「休憩中や出退勤時間も含めて禁止」について一部追記しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.