レアなポケモンが必ず出現することから多くの「ポケモンGO」プレイヤーが押し寄せている公園が全国に存在する。「ポケモンの巣」と称されるこれらのポイントでのポケモンの出現傾向が30日0時に変更されたようだ。
7月22日に日本でもリリースされ、世界中を巻き込んだ社会現象となっている「ポケモンGO」。偶然出会うはずのポケモンだが、前述したように、いくつかのポイントでは特定の種類が必ず出現する場所がある。例えば都内で有名なのは世田谷公園。リリース直後からミニリュウがよく出現するとウワサになり、プレイヤーが連日押し寄せていた。また、新宿御苑にはピカチュウが出現するとの情報が拡散されると、週末にかけて入園者が増大した。これらの「ポケモンの巣」は全国各地に存在する。
通常はなかなか出会えないレアなポケモンと必ず出会えるという情報は多くの人を呼び寄せるだけではなく、時にはトラブルに発展したケースもある。ミニリュウが出現していた世田谷公園がある世田谷区では、「ポケモンGO」の配信会社であるナイアンティック社に事態の改善を要請。園内には注意喚起の掲示やチラシの配布により利用者のマナー改善を呼びかけている。
「ポケモンGO」では鉄道事業者23社および日本地下鉄協会や高速道路関係6社、最高裁などが施設内で「ポケモンが出現しないよう」「ポケストップの削除」を求めて要望書を提出している。
そんな中、配信開始から1週間経過した30日未明、出現していたミニリュウが世田谷公園から消えた。異変はすぐに拡散され、「ミニリュウいなくなった?」「全然出なくなった」との報告があがっていく。その代わり「イーブイがいっぱい」「イーブイの巣になった?」との情報が……。世田谷公園は“ミニリュウの巣”から“イーブイの巣”に変更されていた。世田谷公園だけではなく、“ブーバーの巣”だった上野恩賜公園は“エレブーの巣”に、“エビワラーの巣”だった井の頭恩賜公園は“ビリリダマの巣”に、“二ドラン♀の巣”だった代々木公園は“サンドの巣”になっている。
これらの“ポケモンの巣”の変更が各自治体や企業からの要請を受けてのものなのか、それとも今後週替わりで実施されるものなのかは配信元からはアナウンスされていないが、特定のポケモンを求めるプレイヤーの行動に変化を与えることは確かだろう。
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