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 沖縄科学技術大学院大学が、背中にトゲのある新種のアリを発見。その3DモデルをYouTube上に公開しています。ファンタジー小説シリーズ「氷と炎の歌」に登場するドラゴンにちなんで「Pheidole drogon」「Pheidole viserion」と命名されています。アリなのに、むっちゃ強そう。

「Pheidole drogon」の小型働きアリ、大型働きアリ、「Pheidole viserion」の順で収録

 「氷と炎の歌」はアメリカの作家、ジョージ・R・R・マーティン氏による作品。2011年から「ゲーム・オブ・スローンズ」というタイトルでテレビドラマ化されています。

 「Pheidole drogon」「Pheidole viserion」はそれぞれフィジー、パプアニューギニアで発見され、研究チームによってマイクロCT技術で3Dモデル化されています。「Pheidole drogon」の大型働きアリのトゲの中には筋肉が詰まっており、捕食動物から身を守るはたらきがあるそう。


画像画像 左:Pheidole drogon、右:Pheidole viserion


画像 左:Pheidole drogonの小型働きアリの3Dモデル、右:大型働きアリ


画像 Pheidole drogonの大型働きアリ。赤い部分は筋肉繊維

 なお、今回のようにアリの分類学でマイクロCT技術が応用されるのは極めて珍しいとのこと。ダウンロードで簡単に入手できるだけでなく、コンピュータ上で解剖し、体内の構造を調べることも可能です。

画像出典:沖縄科学技術大学院大学

マッハ・キショ松

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