アメリカのコネチカット州にあるミスティック水族館にて、足首を負傷したペンギンのために3Dプリンタで専用のブーツを製作、それにより正常に歩いて泳げるようになるという出来事がありました。
製作には地元の中学校と、3Dプリンタメーカーの3D Systemsが協力。YouTubeにアップされた動画では製作過程や、元気に歩くペンギンの様子を見ることができます。
同水族館の公式ブログによると、数年前に定期検査で足首の腱を損傷しているペンギンを発見。その後はスタッフがプラスチックでブーツを作りサポートしていましたが、よりピッタリなものが作れないかと地元の中学校に協力を依頼。ミスティック中学校では研究のために3Dプリンタを持っていたため、学生がソフトやワークショップで技術を学んでいたと言います。
さらに3D Systemsの支援もあり、新しいブーツを設計し作成。ペンギンが快適に歩けるように柔軟性がありつつも剛性を高めるため、複数の材料を使用できる3Dプリンタを使い印刷したということです。
(宮原れい)
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