鎌倉といえば、鳩サブレー。
その鳩サブレーにそっくり(?)な鳥型サブレが集まるオフ会イベントが6月11日に鎌倉で行われました。会員制の図書館「かまくら駅前蔵書室」の会員・高橋和也さんによるものです。いざ鎌倉! と集まったサブレたちはコチラ。
全国各地から集められた鳥型サブレは19種類。部屋中が甘くていい匂い! 中には、「これって鳥?」というサブレもありますが……?
高橋さんいわく、「ふくの宿サブレは、お腹のまるさが鳩サブレーっぽいので」とユーモア枠でのエントリー。集まったイベント参加者は写真を撮ったり試食をしたり、ゆるーくサブレを楽しみます。
サブレに共通した材料は、小麦粉・卵・バター(またはマーガリンなどの油脂)・砂糖など。製造元により、味・柔らかさや色などの違いが生まれます。
雷鳥駒”サブレ(らいちょうごまさぶれ)は、長野県駒ヶ根の「ごまプロジェクト」を元にしたご当地サブレ。ゴマの香ばしさはおつまみにも合いそう。プレーンな雷鳥サブレは、表面がツヤツヤしています。
「そっくり」「何が違うの?」と参加者が驚いた、博多ひよ子サブレーと東京ひよ子サブレー。東京ひよ子は、東京工場で作られた商品を指します。懐かしくて素朴な味を楽しむなら、博多ひよ子サブレーがオススメ。ミルクの風味を感じるのは東京ひよ子サブレーです。
さつまどりサブレは、鹿児島からやってきました。アーモンドの薄切りが味にアクセントを付けます。サクッとした食べ応えはクッキーに近いです。軽くてたくさん入っているので、お土産にも良さそう(5枚入り、税込432円から)。
ネットではそっくりさんとして有名な鴨サブレ。実際に食べ比べてみると違いが分かります。八つ橋で有名な井筒八ッ橋本舗で作られており、洋風のおせんべいのような味わいです。緑茶と一緒にどうぞ。
2羽の子ガモ付き。洋菓子店で作られており、タルトの土台のようにサクサクザクザク、バターがたっぷり使われている味。
集まった鳥型サブレたちに、1つの共通点が見つかります。それは、みんなが左を向いていること。なぞなぞを考えるように参加者同士で悩み、「デザイナーが右利きだからでは?」というゆるーい答えになりましたが……。後日いくつかの製造元に確認すると、「デザイン上しっくりきたので」という回答がありました。
かまくら駅前蔵書室でのサブレイベント、実は2回目です。2015年に行われた時のテーマは「本に合うサブレを探れ」。選ばれたのは、北鎌倉・建長寺の売店のみで発売されている梵鐘サブレでした。絶対的センターであるはずの鳩サブレーが、まさか……。高橋さんは復活の場を用意することを決意します。
そのため、このイベントは参加者に投票権がありません。あくまで高橋さんルールにより以下のランキングが決定しました。基準はヒミツとのことですが、鎌倉のサブレ70種類以上を食べ歩いている高橋さん。かなり参考になるランキングではないでしょうか。
(マチコマキ)
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