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 イギリスのEU離脱をテーマにした小説「Pounded By The Pound」を、同国の有名紙や作家たちが取り上げていることが話題になっています。

「Pounded By The Pound」 イギリスのEU離脱をテーマに書かれた「Pounded By The Pound」画像はより)

 チャック・ティングルという、ちょっと大人な同性愛小説を中心に出版するカルト作家がEU離脱を受けて書き下ろした同作。6月24日のEU離脱支持派の勝利後に4200語、37ページの電子書籍としてリリースされました。

 主人公アレックスと生きた1ポンド硬貨のエロティック・フィクション小説で、作者いわく「ハートウォーミングストーリー・オブ・エコノミックラブ」(混乱)。イギリスのEU離脱に日常が崩壊するのを感じる主人公の前に、近未来からやってきた(ハンサムな)生きた1ポンド硬貨が現れるところから物語が動き始めます。

 1ポンド硬貨と未来にタイムトラベルするアレックスは、EU離脱で経済も治安もひどい様になったイギリスの姿を目の当たりに。そして彼らは再び過去へ戻り、必要なのは愛と叫びヨーロッパを1つにしようと揺さぶりをかけるが……というストーリー。

 同作は、すぐに英The Guardian紙や英The Independent紙に取り上げられ、「ハリー・ポッター」シリーズの作者・J.K.ローリングもTwitter上で「最終的には、私はこの何か手に負えないものの中に、笑いを見出した」と絶賛しています。

 これに対してティングルは「愛は、キスをする全てのものにとっての現実だと証明してくれてありがとう」と謝辞を述べています。

 その後ティングルは7月2日、続けて「Slammed By The Substantial Amount Of Press」も出版。今度は1ポンド硬貨ではなくて、しんぶ……ん……?

「Slammed By The Substantial Amount Of Press」 「Slammed By The Substantial Amount Of Press」(画像はより)

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