旧約聖書に登場する「ノアの箱舟」と「モーセの奇跡」をモチーフにした2つのポーチが、Twitterでナイスアイデアだと評判を呼んでいます。
ポーチはまだ企画段階。フェリシモ「YOU+MORE!」の商品化企画「妄想商品化道場」で、7月のお題「マニアックすぎるポーチ」にそってクリエイターの乙幡啓子さんが考案したものです。
「ノアの箱舟」ポーチは、旧約聖書「創世記」でノアと家族、動物たちを大洪水から救う箱舟をポーチ全体で再現したもの。外生地は箱舟の模様で、チャックにはオリーブをくわえた鳩のチャームが付いています。引っ張ってなかを開くと、内生地には33種類の動物のつがいのイラストが。物語でオリーブの鳩は、洪水の収束を知らせる象徴……これをきっかけに箱舟に載せた動物たちとご対面とは、なんともときめくデザイン!
また「モーセの奇跡」ポーチは、旧約聖書「出エジプト記」でモーセが海を2つに割って渡る伝説をモチーフにしたもの。ポーチ全体は海を模していて、チャックには杖をかざしたモーセのチャームが付いています。これを引っ張ってポーチを開いていくと、モーセを境に、海が真っ二つに裂けていく様子が表現できるのです……! 内生地、つまり海の中には逃げ遅れたイカや貝のイラストがあるなど、とにかく遊び心満点。
ポーチに旧約聖書というチョイスがこれまたマニアックですが、チャックを開ける行為と物語のシーンをしっかり絡めているのが素晴らしい発想。アイデアが公開されたのは7月1日で、3日にTwitterで「センス良すぎる」「ナイスアイディアすぎるしモーゼめちゃかわいい」と話題になっていました。
ほかにもヌンチャク形の「ヌンチャクポーチ」や、バスの停車ボタンを再現した「つぎ、とまりますポーチ」など、奇才クリエイターによるアイデアはさまざま。これらと一般応募作品を候補に、7月で一番投票数が多かったポーチが商品化される予定です。これぞというポーチに一票を投じてみてはいかがでしょう。
(黒木貴啓)
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