イスラエルで開催されたセキュリティカンファレンス「CYBERWEEK2016」に参加した@ntddkさんがTwitterに投稿した写真が話題になっています。
写真に写っているのは古い基板を組み合わせて作ったトロイの木馬。トロイの木馬とはギリシア神話に登場する木造の巨大な木馬のことで、中に人が隠れられるようになっていました。そこから相手を陥れる罠のことを「トロイの木馬」と呼ぶようになり、近年ではコンピュータの安全をおびやかすソフトウェア(マルウェア)の名称にもなっています。
@ntddkさんはツイートで「いくらなんでも洒落が効きすぎてる」とコメント。しかも、神話のトロイの木馬なみに大きく、ゴツゴツとした基板の装甲はやたらに強そうです。コンピュータセキュリティに取り組む人びとが日夜戦っている手ごわい“敵”を視覚化したということでしょうか。
これに対してTwitterでは、「これは巧いオブジェ」「こいつか、メールにくっついてくるやつ」といった反応のほか、実は神話と同じく中に誰か潜んでいるのではないかという指摘もありました。それほどまでに立派な木馬ということでしょう。
セキュリティの重要性を訴えるアートともいえるこのトロイの木馬。秋葉原にも展示してはという声も見られました。
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