米・ミシシッピ州の「ワイルド・アット・ハートレスキュー」に運ばれたアメリカワシミミズクが、自分を救ってくれた獣医とハグしている写真が感動的です。
5月下旬に獣医師であるダグラスさんのもとへ運ばれてきたアメリカワシミミズクのジジ。車と接触したのか頭蓋骨に大きな損傷があり、激しい脳震とうをおこしていました。
さらに寄生虫によるアスペルギルス症(人間でいう肺炎の状態)にもかかっており、体重が激減。回復するかどうかについてはかなり厳しい状況だったようです。
しかし施設の所長でもあるダグラスさんの献身的な治療が功を奏し、回復。ついには自らエサを食べられまでになりました。
そして回復したジジは、野鳥とは思えないほどダグラスさんにスキンシップを取るようになっていきました。
そんななか、ダグラスさんが家族に会うため休暇を取りました。たった数日のお休みでしたがジジにとってはかなり寂しかったようで、ミシシッピに帰ってきたダグラスさんを羽で包み、抱きしめるようにして迎えたのです。まさに種を超えた愛情ですね。
今後の回復状況をみて自然に戻されるというジジですが、本人にとってはダグラスさんの元で暮らすことが一番幸せなのかもしれません。
(Kikka)
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