散乱するティッシュ、ビリビリに引っかかれたカーテン、生々しく傷ついた壁紙……そんな、猫を飼ったことがある人なら一度は直面したことがある事態をスマートに解決してくれるアイデア商品を、オランダのデザイナー・エリックさんが発表しました。そう、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」の刺しゅうが施された絵画風爪とぎです。
家にあった大切な刺しゅうが猫にバリバリにされたのを見て、遠い目になりながらふとこのアイデアが浮かんだというエリックさん。もともと猫の爪とぎタワーを人間が見ても楽しめる形にできないか試行錯誤するのがライフワークだったといい、間もなく絵画風の爪とぎ実現ために最適な繊維の調査に着手。サイザル麻なら作れると突き止めると、そのまま本当に商品化してしまいました。猫に引っかかれながらも微笑を崩さないモナ・リザさんはちょっと怒ってるようにも見えて、なんともシュールな光景です。
絵画風爪とぎは壁だけでなく、床にも設置可能。猫だけでなく人間にも大満足の一品となっています。同爪とぎは5月から発売中。日本からも注文可能で、お値段は169ユーロ(約2万700円)。別途送料58.3ユーロ(約7130円)が必要となり、注文後到着まで4週間かかるとしています。
なおエリックさんは絵画風爪とぎ以外にも、犬型爪とぎグッズ(大・小サイズあり)も発表しています。猫が苦手そうなイメージのある犬の形を模した爪とぎにゴロゴロじゃれる姿はこれまたシュールです。
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