Steam向け国産ゲームのパブリッシングや、オンライン決済システムを手掛けるデジカが、VRシステム「HTC Vive」のHTCとの事業提携を発表。6月1日より、同製品の国内販売はデジカが担当することとなり、日本からでも注文しやすくなりました。
同製品は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)と、2本のコントローラー、ユーザーの位置を認識するセンサーなどから構成されるシステム。Oculus Riftが基本的にはその場から動かずにプレイするのに対し、HTC ViveはプレイヤーがVR空間の中を立って歩き回れる「ルームスケールVR」が大きな特徴。また、PCゲームプラットフォーム「Steam」が公式にサポートしているため、対応ゲームの豊富さも魅力の1つとなっています。
以前も日本から注文することは可能でしたが、公式サイトは英語のうえ高額な送料や関税もかかり、購入のハードルは高いものでした。現在は日本版サイトが用意され、国内から発送されるために送料も1080円と抑えられ、関税もかかりません。
センサーを部屋の隅に設置する手間も、導入のネック。しかし専門業者が商品の開封から設置、起動や動作確認まで代行するオプションサービスも9800円で提供されます。
本体価格は10万7800円で、発送開始は6月中旬を予定。また、限定無料特典コンテンツとして「Job Simulator」「Fantastic Contraption」「Tilt Brush」が付属します。
(沓澤真二)
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