2015年に美術館強盗のふりをするドッキリ映像の撮影を行ったイギリスのYouTubeチャンネル「Trollstation」のメンバーら4人に対し、16〜20カ月の懲役刑とする有罪判決が下ったとBBCが報じています。
「Trollstation」は、何も知らされていない人々を巻き込んだドッキリ映像に特化したYouTubeチャンネル。「喜劇的な風刺という名目で、一般市民からの反応を得るために、意図的に挑発的で議論を巻き起こすコンテンツ」を作るのがコンセプトだと自ら紹介しています。
問題となった動画は、イギリスの美術館「ナショナル・ポートレート・ギャラリー」で撮影。ストッキングを被って美術館強盗の演技をし、それを見た来館者が逃げる様子が収録されています。実際には危害を及ぼさないドッキリ映像だったものの、居合わせた一般人に恐怖を与えたことにより有罪判決が下りました。
同チャンネルの運営者はFacebook上で「私たちの真偽を誰が疑おうと、この有罪判決こそが私たちが本物であることの証拠だ」とコメント。「ただのいたずらだよ」と同情の声が上がっている一方、「何もかもが、いたずらで済むわけではない」「バカ者」などの厳しいコメントも多数寄せられています。
(マッハ・キショ松)
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