声優、歌手、文筆家とマルチに活躍する池澤春菜さんのエッセイ「SFのSは、ステキのS」が、早川書房から5月24日に発売されます。価格は1620円(税込)。「SFを始めとする趣味への道をまっしぐらのオタク女子」と自称する池澤さんだけに、濃い内容が期待されます。
池澤さんとしては、2014年にリリースした「乙女の読書道」(本の雑誌社)に続く単行本。「SFマガジン」で2010年にスタートした連載エッセイ50回分と、マンガ「今日の早川さん」を手掛けるcocoさんの4コママンガ(エッセイ掲載時のもの)に加え、38ページ500項目に及ぶ書き下ろし「ステキな用語集」も収録されます。
帯には実父の作家・池澤夏樹さんによる「こんな風に育ったつもりはないが、SF界の彼方にワープして去った娘の後ろ姿を電波望遠鏡で見る今日このごろ」との推薦文が。帯裏には「アニメの声や、歌や、テレビに出たりして糊口をしのいでおりますが、その実態は一介のSF好き。(中略)そんな私がまさかSFの本丸、大伽藍、万魔殿とも言うべきSFマガジンに文を寄せる日が来ようとは(嘘つけ、無理矢理ページもぎ取っていったくせに、という声が早川書房の方から......あ〜あ〜キコエナ〜イ)」と池澤春菜さんの建前と暗黒面が混在する言葉が添えられています。
(ADAKEN)
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