任天堂が映画事業に参入するため、複数の映画制作会社と提携交渉に入っていると朝日新聞が報じています。任天堂広報に確認したところ、映画のみに限ったものではないとしつつも、今後任天堂が主体となって「映像ビジネス、映像制作」全般を行っていくのは事実とのことでした。
朝日新聞のインタビューに対し任天堂・君島達己社長が答えたもの。記事では2〜3年後を目標に第1作目を完成させるとしており、具体的なタイトルは明かしませんでしたが、「みなさんに人気のあるIPは使っていきたい」と語っています。また過去にハリウッドで実写化された「スーパーマリオ」の興行成績が「あまりよくなかった」ことから、今回は「実写じゃないでしょうね」とも。
具体的にどの制作会社と交渉しているかについては、名前こそ出しませんでしたが「グローバルに展開できるパートナーと一緒にやっていきたい」と回答。ハリウッドの映画制作会社かと聞かれると、「例えば、そんなことです」とも答えました。
これまで任天堂作品では「スーパーマリオ」や「星のカービィ」などがアニメ・映画化されていますが、これらはいずれも他社にライセンスを貸与する形で映像化したもの。今回、君島社長は「できるだけ自分たちでやっていきたい」と答えており、あくまで任天堂が主体となって映像制作を行うとしています。
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