超会議の目玉企画といえば「向谷実Produce! 超鉄道」だろう(きっぱり)。今年も鉄道各社さんの物販ブースが出展され、鉄道ファンで賑わっていた。
コーナーに入るとまず目に付くのが「鉄道なりきりコスプレ」。「大人大歓迎」と銘打たれているとおり、子どもでなくどちらかというと大人のお友達向けだ。京急電鉄と阪急電鉄、大井川鐵道の制服が用意されていた。
京急電鉄のブースには「木造の京急を赤くしてみた」という、列車の先頭を模した木造のハコが置いてあり、そこに赤いシールをぺたぺたと貼っていくというコーナーが。シールは京急電鉄のブースで何か買うともらえる。
京急の隣には阪急電鉄のブース。ステッカーやバッジ、扇子などのオリジナルグッズが売られていたが、個人的にウケたのは圧力計を模した時計。缶の中に入っていて、ふたを開けると登場する。「何時なのかすぐに分からないんですよ(笑)」と担当の方は言っていたが、まあそこはそれ鉄道ファンですから、愛すべきアイテムだと思う。
その隣はJR九州。今年は鉄道パーツなどがなく、ななつ星のグッズを中心に物販を展開していた。熊本地震で被害を受け、ようやく九州新幹線が全線開通するも在来線ではまだ不通の場所もある。会場では義援金も受け付けていた。
そしてブースの中ほどにあるのが「103系トレインシミュレータ」。筑肥線の今宿駅から九大学研都市駅、そして周船寺駅までを運転可能だ。シミュレーターは人気なので待機列も長くできていた。
さて反対側に目を移そう。京阪電気鉄道のブース前面に展示されているのは、アニメ「響け!ユーフォニアム」とコラボしたときに使われたヘッドマーク(8万6000円)。この撮影をしたあと訪れてみると、2点ほどなくなっていた。売れたんだなこの値段で。なお、キャラクターが配されたつり革(3000円)というのもあった。
西武鉄道のブースはいつも物販がなくて一人静かにたたずむ感じだったが、今年は子ども向けの撮影台も設けられていて写真を撮る人も。でもやはり物販はない。なんかもったいなくありませんか西武鉄道さん。
そして東京メトロのブース。個人的には毎年ここが一番充実していると思っており、列車の廃棄部品などを手頃な値段で販売してくれている。昨年は銀座線の路線案内をゲットし、今年は丸ノ内線でもと思っていたもののちょっと腰が引け……。
そして最後のご紹介となるのが、今年初参戦された大井川鐵道。「蒸気機関車のごはん」として石炭を1個200円で販売しているほか、なんと平成33年(2021年)3月31日まで有効の記念切符や、蒸気機関車C11の銘板(15万円)なんてものも。攻めてますね大井川鐵道さん。
4月30日は東京メトロのオークションが12時から開催される予定。今度は個人的に参戦するつもりだ。
(作倉瑞歩)
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