太陽光エネルギーを動力に世界1周を目指すプロペラ機「ソーラー・インパルス2」が24日、約62時間に及ぶハワイからカリフォルニアへの飛行を行い、太平洋横断に成功しました。
クリーンなエネルギー技術のアピールのために、スイスの団体が進めているプロジェクト。「ソーラー・インパルス2」にはパイロットが乗り込み、太陽光エネルギーで飛行します。
2015年3月9日、アラブ首長国連邦アブダビを出発し、インドやミャンマー、中国などに着陸しながらフライトを継続。その後、悪天候のため緊急着陸していた名古屋空港を6月28日に飛び立ち(関連記事)、約118時間かけてハワイ着陸に成功。しかし、この際にバッテリーが故障してしまったため、半年以上にわたってフライトを中断していました。
ハワイから米国西海岸にあるカリフォルニアへと飛行し、太平洋横断を成功させた今回は「I could continue all the way to New York!(東海岸のニューヨークにだって行けるよ!)」と言えるほど順調だったようです。今後は北アメリカから大西洋横断後、南ヨーロッパ、北アフリカを通過して、出発地アブダビへと向かうルートを辿ります。
(マッハ・キショ松)
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