山形大学は4月19日、世界遺産「ナスカの地上絵」で知られるペルーのナスカ台地で、新たな地上絵「舌を伸ばした動物」を発見したと発表しました。
全長は約30メートル。胴部から足のように見える突起部が多数伸びているのが特徴で、空想上の動物ではないかとのこと。技法から、描かれたのはハチドリの地上絵(ナスカ期)以前の、紀元前400〜紀元前200年ごろ(パラカス後期)と推測しています。
見つかったのはナスカ台地(ペルー共和国イカ県ナスカ市)の中央部で、同大のナスカ調査団が以前発見した「斬首の場面」のすぐ近く。2つとも当時のカウチ大神殿への巡礼路にそって描かれたものだと考えられるそうです。
今後、今回の発見を含む展示を同大の人文学部1号館で開催。「一般市民の皆さまのご来場をお待ちしております」とコメントしています。
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