Facebookが同社のイベントF8で、VR(バーチャルリアリティ)を活用した“ソーシャルVR”のデモを披露しました。
デモでは、プロダクトマネジャーのマイケル・ブースさんが、VRゴーグルとハンドモーションコントローラーを身につけ、アメリカにいながら仮想空間でロンドンを訪れました。さらに仮想空間の中で友人のアバター(ただし頭部と手のみ)と会い、バーチャルペンで絵を描いたり、アバターを飾ったり、自撮りしてFacebookに投稿したりしています。
同社は2014年にVRゴーグル「Oculus Rift」を開発するOculus VRの買収を発表(関連記事)。SNSにどうVRを取り入れるのかが注目されていました。ブースさんはこのデモについて「現在のVR技術を使って、人々がどのようにつながり、シェアできるのかを模索する始まり」とし、まだ解決するべき課題はたくさんあると述べています。例えば、アバターを頭と手だけではなく全身でモデリングする方法などです。ブースさんはOculusチームなどFacebook内の各チームと協力して取り組みを進めているとしています。
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