1987年に発売されたファミコン用ボクシングゲーム「パンチアウト!!」(発売当時は「マイクタイソン・パンチアウト!!」)の裏技が、発売から29年経った今になって発見されました。内容は、ある観客が表情を変えた瞬間にパンチを打つと、突進技に対し確実にカウンターが決まるというもの。発見者のmidwesternhousewivesさんによって、YouTubeで公開されています。
裏技が使えるのは、ピストン本田戦の第2ラウンド。彼のダッシュに合わせてボディブローを放つのが本来の攻略法なのですが、そのタイミングはシビアなものでした。しかし観客席の左側にいる、ヒゲの男性が表情を変えた瞬間に打つと、確実にカウンターパンチがヒット。この攻略は、ボールド・ブル戦の第2ラウンドでも有効です。
同作には、対戦相手が腕を振り上げたり眉毛を動かしたりといった攻撃の予兆が、攻略のヒントとして散りばめられています。2009年にWii版が発売されたときの公式インタビュー「社長が訊く」でも、今回と同様に長年気づかれなかった裏技が明かされています。開発者の和田誠さんによると、「ボールド・ブルという、大きいボクサーが突進してくるときに、観客席の右のほうにピカッとフラッシュがたかれるんですね。そのタイミングで打つと、ボディが決まるんです」とのこと。もしかしたら「パンチアウト!!」には、まだまだ秘密が隠されているかもしれません。
(沓澤真二)
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