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 アメリカのベンチャー企業Fontusが「空気から水を作る」という夢のような水筒を開発するために、クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」で資金集めを開始しました。4月4日の開始以来、非常に高い関心を集め、目標額の3万ドルを開始後わずか1時間でクリアしています。

 「Fontus」が大気から水を抽出する仕組みは、周りの空気を取り込み、特殊なフィルタを通して圧搾(あっさく)し、小型冷却器で温度を下げることで空気中に含まれる水分を凝縮するというもの。その結果、空気中の水分が液体としての水になり、水筒内にきれいな飲み水として蓄えられます。

 Fontusが開発を予定している製品は2種類、スタンダードな水筒タイプの「Fontus AIRO」と、自転車取り付けタイプの「Fontus RYDE」です。AIROは太陽電池で小さなファンを動かして空気を取り込み、RYDEは自転車で走ることによって空気を取り込みます。出荷時期は2017年4月を予定しているとのことです。


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YouTube上で公開されているクラウドファンディング用プロモーション動画

Fontus AIROとFontus RYDE 水筒タイプの「Fontus AIRO」と、自転車取り付けタイプの「Fontus RYDE」( クラウドファンディングサイトより )


Fontus AIRO 「Fontus AIRO」の構造( クラウドファンディングサイトより )

Fontus AIRO取り付け 「Fontus AIRO」の装着例、フィルム型太陽電池をバックパックに付けて電源を得る( クラウドファンディングサイトより )

 


Fontus RYDEの構造 「Fontus RYDE」の構造。走ることで空気を取り入れる( クラウドファンディングサイトより )

 水が貯まる速度などは気候やその地域の湿度に左右されるとのこと。プロトタイプが完成次第テストを行い、より詳細なデータを発表するとしています。指針となるようなデータは公開されており、これによると気温30度以上で、相対湿度70%(日本全国の年平均相対湿度にあたる)の場合、ボトルの容量である800ミリリットルを約2時間で一杯にできるといいます。


Fontus RYDEの構造 湿度の関係で利用できない地域もある。幸い日本はすべてカバーされているようだ( クラウドファンディングサイトより )

 この水筒には、重量のある水を大量に持ち歩く必要もなく、ごみも出ないといった数々のメリットがあります。またフィルム型太陽電池とUSB接続を利用して、携帯電話への充電という別の用途にも利用できるそうです。山登りやキャンプなどのアクテイビティだけでなく、災害時といった緊急の場合にも、あると便利で時と場合によっては命を救うグッズにもなりそうです。


(Jun)


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