4月1日より公開される映画「蜜のあわれ」で、少女の姿となった金魚・赤子役の二階堂ふみさんと、幽霊役の真木よう子さんがともに“金魚ダンス”を舞う場面が公開されました。時に妖艶に、時に子どものように無邪気に飛び跳ねるその姿はなんともエロティック。
原作は、金沢三文豪の一人である室生犀星さんが晩年に発表した同名小説。映画では、作者自身を想起させる老作家と、彼が愛でる“少女の姿に変貌する金魚”との無邪気かつエロティックな触れ合いが描かれます。
二階堂さんは、丸いお尻で自分のことを“あたい”と呼び、金魚から人間の姿に変身する少女・赤子を、真木さんは、赤子と共に暮らす大杉漣さん演じる老作家の過去の女である幽霊を、そして、金魚売りの辰夫を永瀬正敏さんが演じます。
この“金魚ダンス”のメイキング映像も公開されており、二階堂さんが真木さんにステップを伝授するシーンなどが収められています。「映像化は不可能」ともいわれた日本最初期のシュルレアリスム小説がどのような映画になったのか、劇場に足を運ぶのが楽しみです。
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