筑摩書房は生誕80周年を迎える赤塚不二夫の「おそ松くん」の傑作エピソードを新たに編集し、「おそ松くん ベスト・セレクション」として、4月8日にちくま文庫から発売する。また、野良猫「ニャロメ」が登場するエピソードを集めたアンソロジー文庫「ニャロメ!!」(ちくま文庫)の復刊も決定した。
アニメ「おそ松さん」ファン必読の「30年後のおそ松くん」をはじめ、長年の「おそ松くん」ファンも納得の18話を収録。赤塚の長女、赤塚りえ子さんが父の思い出とともに解説を務める。松ロスが予想される方にオススメかもしれない。
なお、新刊の刊行にあわせ「30年後のおそ松くん」の試し読みキャンペーンを、4月11日から4週間限定で筑摩書房のWebマガジン「webちくま」にて実施する。ちなみに、「30年後のおそ松くん」は、見た目では区別のつかなかった六つ子が40歳の中年になって、それぞれ個性的な外見に。若返りの薬を研究する六つ子だったが……という内容。
「おそ松くん」は、1962年に「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載をスタート。同誌では1967年33号まで連載したが、それ以降は掲載先を変えながらの長期連載となったギャグ漫画作品。第10回小学館漫画賞を受賞し、同名の連続テレビアニメが1966年と1988年の2度制作され、1985年にはフジテレビの月曜ドラマランドで実写版も制作された。2015年から本作に登場する六つ子が大人になった設定のテレビアニメ「おそ松さん」が放送されている。
「空巣びっくり六つ子がでたよ」
「六つ子は養子にまいります」
「いかした顔になりたいよ」
「いかれちゃう秋」
「ビデオテープでもう一度」
「きびしいしつけは日本一よ」
「とつげきーっ!! ノラネコ作戦」
「デカパン城の御前試合」
「エスパーニャンコをねらえ」
「30年後のおそ松くん」
「ハタ坊は億万長者」
「荒野に夕日がしずむとき」
「デカパンダービーだス」
「怪盗雪ダルマあらわる」
「かけもちメリー・ポピンズ」
「チビ太の花のいのち」
「脱獄はふたりで」
「勉強しすぎた大先生」
「おそ松くん ベスト・セレクション」「ニャロメ!!」ともに価格は780円(税別)。
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