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 「The Big Issue」によると、ロンドンのホームレス男性が、困っている女性を助けたことがきっかけで、めでたく結婚したそうです。


おめでとうございます 幸せな結婚式の様子を伝える「The Big Issue」の記事

 「The Big Issue」は、ホームレスの社会復帰を目標に創刊された、ホームレスが販売員を務めるストリート新聞。日本版も発行されており、都心の駅前で販売されているのを見かけた人も少なくないでしょう。

 2人のなれそめは2013年の12月。ロンドンで同紙を販売していた、ホームレスのJack Richardsonさんは、通りすがったToni Osborneさんへ同紙の購入を勧めます。しかし彼女は「クリスマス前だというのに、電気代も払えない」と、泣きじゃくってしまいました。同情したJack Richardsonさんは、電気代の50ポンド(日本円で約8000円)を肩代わりします。これがきっかけで、2人は親密に。そして昨年のクリスマスに恋に落ち、今年の1月23日に結婚の運びになりました。

 2人は結婚は登記だけで済ませるつもりだったようですが、地元の人々や企業の支援により、盛大な結婚式を開催することに。100人以上の来賓の前で、2人は愛を誓ったそうです。ウェディングドレスやスーツも、親切な人の寄付によるものとのこと。

 新郎は、「地元の人々からの援助なくして、私たちは幸せにはなれなかっただろう」と謝意を述べています。彼は結婚後も「The Big Issue」の販売員を続ける予定で、そのために大学で社会科学を学ぶそうです。

 この結婚を報じる「The Big Issue」のツイートにも、世界中から祝辞が寄せられています。優しい気持ちを力に苦難を脱した2人の、今後の結婚生活が幸せなものでありますように。


おめでとうございます あくまでもイメージ

(沓澤真二)


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