1980年代後半に現れた異色のフォークバンド「たま」で、坊主頭にランニング姿が印象的だった石川浩司さんが3月18日、アイドルグループ「えんがわ」としてデビューすることを発表しました。ちょっと何を言ってるのか全然分からないですね。
アイドルグループ「えんがわ」のメンバーは、元「たま」で現「パスカルズ」のパーカッショニスト・石川さんと、黒セーラーに黒羽のアイドルグループ「BELLRING少女ハート」のカイさん、他のアイドルオーディションに落選したメンバーだけで結成された「あヴぁんだんど」の宇佐蔵べにさんの3人。
1stシングル「おばんざいTOKYO/オー・シャンゼリゼ」は4月20日に発売。MVは「たま」のドキュメンタリー映画「たまの映画」や、トリプルファイヤー「変なおっさん」のMVなどを制作した今泉力哉さんが手掛けるといいます。
「たま」は、1986年に「ナゴムレコード」に参加。“イカ天”で知られる「三宅裕司のいかすバンド天国」に出演すると、珍妙かつ幻想的なパフォーマンスで14代目イカ天キングとなったバンド。メジャーデビュー曲「さよなら人類」は、社会現象ともいえる大ヒットを引き起こし、NHK紅白歌合戦にも出場しました。
1995年に柳原さんが脱退し、3人編成となった後も活動を継続。アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲「あっけにとられた時のうた 」のほか、ナムコ・ナンジャタウンの「もののけ番外地 」のテーマ曲、NHK教育「おかあさんといっしょ」挿入歌「ハオハオ」などの楽曲を提供した後、2003年に活動を終了しています。
「えんがわ」の楽曲をリリースする「TRASH-UP!! RECORDS」は、カルチャー雑誌「TRASH-UP!!」が設立した音楽レーベル。アナーキーアイドルグループ「少女閣下のインターナショナル」や、本格的プログレアイドルユニット「xoxo(Kiss&Hug)」といった、アイドル界でも極北ともいえるアバンギャルドなアイドルが多数所属しています。
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