スター・ウォーズをテーマにした、ファン制作の短編作品「DARTH MAUL: Apprentice - A Star Wars Fan-Film」が公開され、クオリティの高さで話題になっています。制作したのはドイツの 「T7 Production」。Vi-Dan Tran氏とShawn Bu氏による映像プロダクションで、2人は映画、短編作品、ミュージックビデオの制作に携わっています。
ファン制作のムービーは、映像制作用ソフトウェアとハードウェアの進化と共に着実にクオリティが高まってきていますが、この作品は映像作家が手掛けただけあって、スピンオフとして制作された映画かと思ってしまうほど、本気度が高い仕上がりとなっています。
主役は「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」に登場したシスの暗黒卿「ダース・モール」です。その強さ、風貌などから根強いファンがおり、日本でも昨年話題となった「スター・ウォーズねぶた」にダークサイドである「シス」代表の一人として登場しました。
人気はあれど、ダース・モールが登場した映画はエピソード1のみ。「DARTH MAUL: Apprentice - A Star Wars Fan-Film」は、ファンとしてもっとたくさんダース・モールを見たい、という一心で、2年の月日を費やして制作されました。
作品中では詳しいバックグラウンドは語られていませんが、ダース・モールの師である「ダース・シディアス」の元で、シスの「アプレンティス(徒弟)」として訓練を受けていた頃のストーリーのようです。そのさなか、ライトサイドである「ジェダイ」の一団が調査に訪れるところから始まります。残念ながら日本語字幕はありませんが、アクション多めとなっており見ごたえは十分です。
T7 ProductionのFaceBookによると、プロダクションの説明として「ドイツでハリウッドクオリティの作品を作り出すことがゴールだ」と記載しています。この作品を見る限り、ゴールテープが見える位置にいることは間違いなさそうです。
(Jun)
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