5月1日から8日までの期間限定で、鳥取県の若桜鉄道(わかさてつどう)がピンク色の蒸気機関車(SL)を走らせる。
日本に4つしかない駅名に“恋”がつく駅の1つ「恋山形駅」(鳥取県八頭郡智頭町)。2013年6月9日から地域活性化の一環で、駅舎もベンチも看板に至るまですべてがピンク色に塗装され、駅構内には「ハート形モニュメント」や「幸せの鐘」なども設置されている。ピンク色になったことで恋山形駅は“恋愛のパワースポット”“ピンクスポット”として夫婦やカップルが訪れその後観光地化し、ピンク色のカレーやしょうゆなどが発売されるようになった。
そんなピンク色で盛り上がる鳥取県の倉吉未来中心で、3月12日に「鳥取県鉄道フォーラム」が開催され、1938(昭和13)年に製造された蒸気機関車(C12 167号機)を保有する若桜鉄道で5月1日の「恋の日」に合わせて「ピンク色のSL」を走らせる企画が提案され実現することになった。
若桜鉄道は郡家(こおげ)駅から若桜駅を結ぶ19.2キロ(駅数:9駅)の第三セクター鉄道。駅舎や橋梁、転車台、給水塔など23の施設が登録有形文化財に指定されている。
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