難病と闘いながら将棋に人生を賭けた実在の天才棋士・村山聖の生き様を描くノンフィクション小説「聖の青春」が映画化。100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた“怪童”を松山ケンイチが演じる。
幼少期より腎臓の難病・腎ネフローゼを患い、入退院を繰り返した村山聖は、父が何気なく勧めた将棋に心を奪われる。その日から彼は、将棋の最高峰・名人位を獲る夢を抱いて、将棋の道をまっしぐらに突き進みはじめる。羽生善治ら同世代の天才棋士たちとの死闘、彼を見守る師匠、そして彼を支える父と母の愛情。自らの命を削りながら将棋を指し、死の床まで将棋のことを口にしていた村山聖の、全力で駆け抜けた壮絶な一生を描く。監督は「宇宙兄弟」など手がけた森義隆。脚本は「クローズEXPLODE」など手がけた向井康介。
役作りとして当時の写真、対局のビデオなどを参考に肉体改造も実施。松山は「でも、食べて飲むしかないんですよね」「おいしいものもおいしく感じなくなるんです」と苦しんでいたとのこと。公開は2016年秋を予定。
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