「乃木坂46とAKB48って公式ライバルじゃないの?」――3月9日に発売されるAKB48の10周年記念シングル(タイトル未定)の収録内容が発表されたところ、バージョンの1つ「Type E」に「乃木坂AKB」名義の楽曲(タイトル未定)が収録されることが分かり、Twitterではファンから賛否両論の声が上がっています。
もともと乃木坂46は、AKB48やNMB48といったAKB48グループと同じく秋元康さんのプロデュースでありながらも、同グループの公式ライバルとして2011年に誕生しました。「46」という数字はAKB48に人数が劣っていても負けないという意味が込められたもの。所属レコード会社はAKB48の古巣であるソニーミュージックで、曲やダンス、衣装などコンセプトも異なるものを意識して作られるなど、AKB48の対抗軸であることが応援する要素の1つとして打ち出されていました。
しかし今回のシングルの収録曲に「乃木坂AKB」という、乃木坂46とAKB48がコラボを組むかのような名義があることに、Twitterでは「乃木坂AKBってなんだよ」「正直やめて欲しい」「乃木坂の力を借りたらダメでしょ」とファンからは疑問の声が続出。
一方で、「乃木坂AKBめっちゃ楽しみなんだけど」「乃木坂AKBってぱるるとかのビジュアル面とかとコラボしたら、凄い華やかじゃない?」と素直にコラボを期待したり、「(乃木坂が)グループとして対等(もしくはそれ以上)に闘える力を付けたんだと胸を張れる」と乃木坂46の成長として受け止める人もいたりと、肯定する意見も。賛否両論合わせて盛り上がっています。
乃木坂46はこれまで定期的にAKB48メンバーとコラボしており、2012年には「まゆ坂46」として渡辺麻友さんと、2014には「こじ坂46」として小嶋陽菜さんと楽曲を発表しました。しかし「乃木坂AKB」が本当に両グループ同士のコラボであった場合、個人とグループではなくグループ同士がタッグを組む形になるため、これまでのコラボとは意味合いが違うとして重く受け止めているファンが少なからずいるようです。果たして「乃木坂AKB」がどのような形でファンの目の前に現れるのか、続報が待たれます。
(黒木貴啓)
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