毎年人気の音楽アーティスト数十組がライブを生放送で披露する、テレビ朝日の年末恒例番組「ミュージックステーション スーパーライブ」。2015年は12月25日に放送されますが、このたび出演者42組の曲目が公式サイトで発表されました。
注目したいのはゴールデンボンバーの演る曲が「女々しくて」ということ。彼らのブレイクのきっかけとなった2009年発売の人気曲ですが、なんと「ミュージックステーション スーパーライブ」では初出演の2013年から3年連続で「女々しくて」を歌うことになるのです(2013年は「Dance My Generation」も披露)。紅白だけじゃなくてこっちでも「女々しくて」無双かよ!
「女々しくて」は昨日、NHKが「第66回NHK紅白歌合戦」の出場者の曲目を発表して話題になったばかり(関連記事)。2012年から4回連続の出場となるゴールデンボンバーは2015年も「女々しくて」と、4年連続同じ曲を歌うことが判明したのです。
この事実を各メディアが報じたことに、メンバーの歌広場淳さんはTwitterで「ゴールデンボンバーってすごい一発屋なんだなぁ〜!」と茶化すようにツイート。人によっては一発屋に見えるかもしれませんが、実は紅白で同じ曲を4年連続で披露するのは夏川りみさんの「涙そうそう」に並ぶ快挙です。歌広場さんは「個人的にはエアーバンドが歴史に名を残しそうなことがすげえと思ってます*\(^o^)/*」と感動を露わにしていました。
「ミュージックステーション スーパーライブ」はそもそも今秋で30周年を迎えた長寿音楽番組「ミュージックステーション」の特別番組。紅白同様、並大抵な人気や実力では出演できないステージです。両番組で2010年ごろのヒットソングを3年、4年と連続で披露するのは単なる一発屋にはできない偉業でしょう。
iPodから流れる音に合わせ楽器の演奏の振りをするコミカルなキャラクター、ブレイク後もメジャー契約を結ばずにインディーズでファンを増やし続ける親しみやすさ――こうしたゴールデンボンバーの魅力が、「また女々しくてやるのか」と分かってもどこか笑って許したくなる気にさせ、今回の連続「女々しくて」を実現させたように思います。
(黒木貴啓)
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