間もなく公開の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に、ファンが病気の少女のために作ったピンクのドロイド「R2-KT」が出演することが明らかになりました。
「R2-KT」はR2-D2をピンクにしたようなドロイド。2005年、脳腫瘍で余命わずかと診断されたスター・ウォーズファンのケイティ・ジョンソンさんのために、同作のファンが有志で作りました。ケイティさんの父親は、スター・ウォーズの大規模ファンコミュニティー501st Legion創設者アルビン・ジョンソンさん。ケイティさんが「クローンの攻撃」のパドメを見守るR2-D2のように、眠っている間に見守ってくれるドロイドがほしいと望んだことから、父親が製作を呼びかけました。
R2-KTが完成した後にケイティさんは亡くなりましたが、R2-KTは世界を回って病気の子どもを励ましたり、ファンイベントに参加したりしており、2008年には「エピソード2/クローンの攻撃」にカメオ出演を果たしました。
そんなR2-KTが、最新作「フォースの覚醒」にもカメオ出演することを、アルビン・ジョンソンさんが明らかにしました。R2-KTが生まれてから10年の節目に最新作への出演とは、制作者や支援者にはまたとない記念ではないでしょうか。
J・J・エイブラムス監督は先にも、「死ぬ前にスター・ウォーズの最新作を見たい」と切望していた病気のファンに、特別に自宅でノーカットバージョンを上映するというはからいをしています(関連記事)。
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