10月29日、DMM.make ROBOTSが監修・プロモーションを行う女性型卓上ロボット「プリメイドAI」の3種類のモデルが記者発表会で披露された。これまで映像やイラストでは紹介されていたものの、実物が実際に見られたのは今回が初めて。発表会ではアイドルたちと一緒に踊るプリメイドAIの姿が見られた。
プリメイドAIは、ダンスに特化したロボット。なめらかな動きが特徴で、一家に一体の販売を目指している。
プリメイドAIの企画・開発・製造に携わったのは、ロボットを用いた企画・演出なども行うロボットゆうえんち。これまで他のロボットの制作には携わっていたものの、プリメイドAIの開発期間は約半年と非常に短期間でのリリースとなった。ロボットゆうえんち代表の岡本正行さんは今回のプリメイドAIの開発について次のように話す。
「コンセプトは、『自宅に劇場を作る』。これまで大勢のためにホールなどで踊ってきたダンスを自分のためだけに踊ってくれる。自分だけのために本格ダンスをしてほしいという思いからこのプリメイドAIは生まれた」(岡本さん)
改善点は耐久性。現状では動作時間は満充電時で10分。立っているだけで多くのエネルギーを消費するため、一般への普及に向けては徐々に耐久性をパワーアップしていかなければならないと課題を挙げている。
予約販売は10月29日より開始。ロボットゆうえんちがデザインした「プリメイドAIベースモデル」(税別13万8000円)、イラストレーターの有坂あこさんがデザインした「プリメイドAI “ゆかり”」(税別14万5000円)、漫画家の佐久間結衣さんがデザインした「プリメイドAI “マリ”」(税別14万5000円)の3種類となる。“ゆかり”と “マリ”は初回限定300体のみの販売。
今後は頭部の3Dモデルをオープンデータとして公開するほか、海外展開については来年早々の発表を予定している。
(太田智美)
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