10月18日、ファミコン版の初代「スーパーマリオブラザーズ」のスピードランにて、世界新記録が樹立されました。記録は4分57秒627。5分足らずで野望を打ち砕かれてしまうクッパ大王、あまりにも哀れです。
前回の世界記録が出たのは、2014年6月。もはや人力では限界に近い記録でしたが、今回コンマ6秒程度更新されました。
まず、パックンフラワーが土管から顔を出していても、一切減速せずに土管の縁部分に着地して何事もないかのように進んでいきます。TAS(ツールを使ってフレーム単位で操作をすること)動画ではおなじみの動きですが、スピードランプレイヤーともなると基本テクニックの内でしょうか。
その後のさまざまな難所も、ほぼ減速せずに進み続けます。でかい穴があろうが敵が大量にこようが、おかまいなし。さらに、最終ステージでは壁を使って高く飛ぶテクニック、「壁キック」も使用。最後のクッパも減速することなく斧をゲットし、世界記録を樹立しました。
発売から30年経った今でも愛され続ける「スーパーマリオブラザーズ」。次の新記録は出るのは、いつになるのでしょうか。
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